May 16 2021
着物に守られて
昨日はイベントに着物で出席👘🍹⭐️
イベントや、人が集まる所に
着物で行くときは、いまだに結構迷う。
「呉服屋をしているのだから着物で行くのは当たり前」と言ってしまえばおしまい、なんだけど
その場、集まる人たち、そこにおいての自分の年齢や立ち位置。
それらを考えたうえで
着物で行くことを決めたとき
どの着物で行くべきか、を
冷静に組み立てる。
美輪明宏さんが
「感情っていうのはね、いらないんですよ。大事なことほど、理性で物事を考えるの。」
っていうのは、真理だなぁ、と思う。
我を無くして、量っていく⚖️
そうして、吟味に吟味を重ねて纏った着物で
守られるのは、いつも私のほう。
緊張しぃのわたしは
いまだにひととごはんを食べると味がわからない。
だけど、着物を纏うと
五感を幾分かましに味わうことができる。
それはきっと
体を守ってくれる構造になっている「着物」の成り立ちだけでなく
体軸が整うことで精神が安定したり、
それから、着物にまつわる人たちの想いや思い出に守られているから。
肉体的な安定と
精神的なアイデンティティに直結する衣なんだな、
と思う。