私の面倒をよくみてくれた祖母は

 

いつも着物を着ているひとだった。

 

私の手を引く先にあった祖母の袖。

 

着物の香りか祖母の香りか。

 

いまだにわからないくらい、それらはいつも、共にあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしたち日本人と、ずっとともにあった衣。

 

彼らは

 

畑を耕し、飯を炊き、子に乳をやり、布団にした。

 

 

 

 

いまも。

 

暮らしとともに。

 

 

 

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