March 03 2020
「きものとからだ」シリーズです。
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きものはなぜ、体にいいのか?
について。
当たり前ですが、きものは左右対称の衣。
もとは、たった一枚のペッタンこの布です。
それを、自分の体に添わせて形作ってゆくわけです。
着付け上がってこそようやく形になる、という
洋服とはまったく逆の概念から成り立っている衣。
よく、着付けをしてるんだけど、着崩れがきになる!
という声をお聞きします。
それは、技術はもちろんですが
案外、それ以上に「姿勢」がネックになっていることが多いです。
自分で着付ける場合は特にそう。
「一生懸命着付けてるうちに、思わず猫背になっていた!!」
ってこと、よくありますよね。
考えてみてください。
「猫背の私」に、布をどんどん添わせていっているわけです。
着付け上がって、「姿勢の伸びた私」になったとき、その「衣の形」は身に添わない。
崩れるわけです。
そういった意味で、
着付けはヨガに近いものがあるなと思います。
「体の軸」が通っているからこそ、美しい着付けができる。
「じゃあ、先に姿勢をよくしてからじゃないと学べないじゃない!」
とお思いでしょうか。
そんなことはありません。
その逆が成り立つのが着物のよいところ♪
着物を纏うことによって、それで動くことによって
少しずつ少しずつ、「軸」の通った体が整ってくるのです。
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