昨日、一昨日に続きます。

(◇なぜいま、木綿の着物なのか?)

(◇なぜいま、木綿きものなのか?(2))

 

 

そうして気づけば23歳。

 

いろいろと他の選択も考えていたのだけれど

 

気づけば、本気で「べにや呉服店」と向き合う局面になっていた。

 

真剣に仕事として向き合いはじめたのが24歳。

 

 

 

それから

 

呉服店として、着物を着るイベントを企画したり

 

着付教室の資格をとって講師になったり

 

仕入れ先を開拓したり。

 

できることはとにかく全部、やっていった。

 

 

そうして、実際に着物を見に来てくれる新しいお客様

 

◇ブログ◇を見て習いに来てくれる着付けの生徒さんも増えていった。

 

 

 

けれど

 

日本の景気は下がる一方。

 

年々着物の単価は下がり

 

仕入れ先はずいぶんと廃業してしまった。

 

もっと、もっとと、安い商品は溢れかえり

 

しかし、私たちの心に響くような商品は、あまりに安価な絹物には存在しなくて

 

リーズナブルだけれども、つくりはよい、というものを探した。

 

プロの呉服屋として、

 

「これは売りたい」

 

そう思えるものだけを

 

メーカーを何軒も何軒もまわり、いつも仕入れていた。

 

 

 

 

33歳。

 

「呉服屋」という括りではない集まりをしてみたくなった。

 

五代目若女将ではなく、

 

(当時の)個人の名前「やましたまゆり」で

 

イベントをはじめた。

 

 

 

 

 

第一回、きものでランチ♪