February 22 2020
昨日、一昨日に続きます。
そうして気づけば23歳。
いろいろと他の選択も考えていたのだけれど
気づけば、本気で「べにや呉服店」と向き合う局面になっていた。
真剣に仕事として向き合いはじめたのが24歳。
それから
呉服店として、着物を着るイベントを企画したり
着付教室の資格をとって講師になったり
仕入れ先を開拓したり。
できることはとにかく全部、やっていった。
そうして、実際に着物を見に来てくれる新しいお客様
◇ブログ◇を見て習いに来てくれる着付けの生徒さんも増えていった。
けれど
日本の景気は下がる一方。
年々着物の単価は下がり
仕入れ先はずいぶんと廃業してしまった。
もっと、もっとと、安い商品は溢れかえり
しかし、私たちの心に響くような商品は、あまりに安価な絹物には存在しなくて
リーズナブルだけれども、つくりはよい、というものを探した。
プロの呉服屋として、
「これは売りたい」
そう思えるものだけを
メーカーを何軒も何軒もまわり、いつも仕入れていた。
33歳。
「呉服屋」という括りではない集まりをしてみたくなった。
五代目若女将ではなく、
(当時の)個人の名前「やましたまゆり」で
イベントをはじめた。
第一回、きものでランチ♪