February 25 2020
シリーズつづきます。
そうして、イベントを主催し
いま、必要なものを肌で感じはじめていた頃
陶芸家で帯留作家である「五福香菜子」さんが
(◇ http://togei.5fuku.jp/ ◇)
「東京キモノサローネ」に出店されるとのことで
お声がけをいただき、お手伝いに上京いたしました♪
東京キモノサローネは
着物業界の趣味のきものの世界では一番大きな販売イベント。
そこで、わたしは着物の可能性を、新たにかんじました。
オシャレ最先端!というような20になりたてのカップルが
着物をこだわり尽くして身に纏う姿。
30代男性2人が、木綿のものばかりで頭から爪先までキメこんだ着物のコーディネート。
地方から夜行バスでサローネまで来て、今晩また帰るの!と言いながら
キラキラとお買い物をする30代の女性。
とてもお洒落なおばあさまに、外国の方。
みんなみんな、それは楽しそうに、キラキラとエネルギーを発して
着物を物色し、財布を開く。
手にお気に入りのアイテムを携えて、意気揚々と帰ってゆく。
良くも悪くも、道具として浸透してしまった、絹の着物の世界とはまた違った
着物を楽しむ層が、そこにはあったのです。
そしてそれは
絹と戦うものではない。
どちらも、それぞれの良さがあって共存できる。
そういう魅力と役割が、たしかにある。
そう確信したのでした。